家庭環境が性格形成に与える影響とは?

アドラー心理学では「家族」はライフスタイル(性格・価値観)の構成において非常に重要だと考えます。

子供にとっては、家族こそが世界であり、全てであることが多いからです。

子供の性格形成にも大きな影響を与え、特に兄弟関係がライフスタイルに影響を及ぼすとされています。

ライフスタイルの構成についてはこちらをご覧下さい。

今回は「家族とライフスタイル(性格・価値観)」について考えていきましょう。

 

両親が持つ価値観の影響

アドラー心理学では、自分の両親が持っている価値観のことを”家族価値”と言います。

小さい頃から親に言われ続けている”格言”のような言葉、あなたにもありませんか?

以外と多くの方は、この”格言”を守っているようです。

子供は家族価値を無視することができません。

子供にしてみれば大半の時間を過ごし、

自分の存在意義を感じるための組織としてかけがえのない大事な集団だからです。  

 

親によってライフスタイルが決まる?

上記のような説明をうけると、親によってライフスタイルが決められてしまうような印象を持つでしょう。

しかし、そうではありません。私たちは自己決定性を持っています。

例え親がどんなライフスタイルであろうと、それを反面教師にすることも出来ます。

従うか従わないかは、子どもが選択することができるからです。

とは言うものの、ライフスタイルは10歳までにあなた自身が考え出した、

「親に愛してもらうための戦略」だとアドラー心理学では考えます。

(親以外でも自分に関心を向けてくれる人や、愛情を感じられる人に愛してもらうための戦略)

 

人間のすべての欲求の根底には「所属感」「存在意義」があります。

それを満たすために性格が出来上がると考えます。

 

スポンサーリンク

 

 

親のレッテル

もう一つ、ライフスタイル形成に大きな影響を与えることがあります。

それは「大事な人から貼られたレッテル」です。

「この子は○○な子なんですよ」。こんな風に言われた経験、

あなたも一度はがあるでしょう。

優しい、穏やか、恥ずかしがり屋、責任感が強い、だらしがない。

良いイメージにしろ、悪いイメージにしろ、子供はそのレッテルに答えようとします(レッテル効果)。

なのでポジティブな言葉でレッテル貼ってあげましょう。

結果、それが勇気付けにつながります。  

 

ライフスタイル(性格)は変えられる?

ライフスタイル(性格)はいつでも変更可能です。

アドラーが「性格」という言葉ではなく「ライフスタイル」という言葉を使っているのは、

「性格」という言葉自体が、変えられないもののような聞こえだからです。

アドラーは「死ぬ直前までライフスタイルは変えられる」と述べています。

なぜならば、すべてのことは自分で選んできたことだからです。

過去は関係ありません。どんな過去があろうと、その過去に起きた出来事をあなたがどう捉えるか、今のあなたがどうしたいかが重要なのです。

私たちは線のように生きているように見えて、点と点を刹那のように生きていることを忘れないでください。

 

 

 

アドラー.com