2章 自己決定性

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2-1 自己決定性とは?全てあなたが決めたこと

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自己決定性とは、人はどのような状況でも自分の生き方を選択、決断する自由な意志を持っているという考え方です。
今のあなたは誰かに作られたものではなく全て自分で選択した結果に存在しています。
未来は自分で決めることができる。 希望の可能性に満ちた考え方といえる反面、今の現状を他人や環境のせいだと感じている方からすると、少し受け入れたい理論でもあります。
実は自分のせいにした方が楽だったりします。
この章を終えた時、少しでも依存する気持ちを払拭できていたら幸いです。

2-2 『遺伝』や『過去』はどう使うかが重要

自分で決定しているとはいえ、遺伝や過去を変えることは現在の技術では難しいでしょう。
アドラーはこのような変えることが難しいことはどう利用するかどうかが重要だと述べています。
このことを理解するには、下記の例で考えてみるといいでしょう。

あなたは料理人です。

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目の前にはキャベツ、豚バラ肉、卵、お米、うどん、ブロッコリー、人参、鳥ささみ肉があります。
これらの材料を使って、一つの料理を作ってください。全ての材料を使う必要はありません。
いかがでしょうか?
重要なのは、完成される料理は十人十色であるということ理解することです。
育った環境や遺伝子というものは、この例でいう『材料』に当たります。
同じ材料だとしても完成する料理は違う。同じ生活環境、遺伝子だとしてもどのような人になるかは決まっていません。
もうお気づきかもしれませんが、意外と私達は縛られていないのです。 勇気さえあれば自分で材料を買いに行くことも、与えられたものを使わないという選択もできるからです。
※『勇気』については6章で解説しています。

2-3 課題の分離


アドラー心理学の中で重要なキーワードである『課題の分離』という考え方について学んでいきましょう。
2つの例を挙げてみました。

1)結婚したい相手が芸人で収入が安定しないという理由から親が結婚を賛成してくれない

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これは誰の課題か考えてみてください。
答えは本人です。何かがあって困るのは本人です。親は何の実害もありません。
この話をすると、大抵以下のような質問がきます。
『旦那さんの収入が無くなり離婚をして実家に戻ってきたら実害じゃないか』と。
娘が実家に戻ってきて迷惑だと感じる親御さんは少ないかと思いますが、実際に聞かれたことがあります。
私はこう答えました。
『本気で実害だと思うのであれば最初に拒否しておいたらいいですよ!もしも離婚したとしても帰ってこないでね!と言えばいいのです』
子どもが親の言うことを聞かないとい自由があるように、親も子を一生面倒見なければいけないというわけではありません。
情報提供をしてあげることは非常に重要ですが、最終決定は当の本人に任せて、その選択した結果を本人に受けさせることで人は成長します。

2)子どもが勉強をせず遊んでばかりいて学校の成績が悪い

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続いて、この課題は誰の課題でしょうか?
子どもです。
勉強するかしないかは子どもの課題です。 この話をすると、大抵お母さん方から以下のような意見が飛んできます。
『子どもが将来困らないように勉強をさせるのは親の義務じゃないですか?』と。
私はこう答えました。
『勉強したら将来困らないのですか?大学に進学したら将来安定するのでしょうか?日本の義務教育って理にかなってると感じますか?』
勉強していい大学に入ったとしても将来安泰とは限りません。大手企業で何千人という単位でリストラが行われる可能性があります。
そもそも日本の義務教育は第二次世界大戦以降、理にかなっている教育をしてきたとは口が裂けても言えません。敗戦国故におかしな仕組みを作らされてしまっています。(この話をすると長くなるので、私の公式ブログをご覧ください)
先ほどの1)の繰り返しにはなりますが、情報提供をしてあげることは非常に重要です。
・今勉強をしないと大学に行けない可能性が高まる ・大学に行かないと就職先が狭まる ・私の友人で学生時代に勉強を疎かにしていた人たちは、平均よりも安月給で働いている ・少数だが勉強していなくても経営者になり社会にたくさん貢献している人もいる
など、事実を教えてあげることはすごく重要です。
しかし、最終決定をするのは本人です。大丈夫。あなたの子どもは自分で決断し、その結果を受け止める力を持っています。
信じてあげてください。

2-4 『~しなくてはいけない』は存在しない

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この世に『~しなくてはいけない』ということは存在しません。
例えば、義務教育に通うこともしなければいけないことではありません。
法律を破ることもしてはいけないことではありません。
常識。普通。一般的。これらは全て多数派の意見でしかなく、従わなければいけないものではないのです。
その選択をすることによって生まれるメリットデメリットを考え、あなた自身が選択をしているに過ぎないのです。 世界的に有名な科学者たちは、義務教育という環境に合わなかった人が大勢いますよ。
お時間があるときに調べてみてください。

 

 

2章の達成度

 

この章も楽しく学んでいきましょう!

 

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